タダシップとシアリスの違いについて説明!効き目の差はあるのか

2020年01月31日

タダシップとシアリスには、有効成分の違いはほぼないといって間違いありません。タダシップもシアリスも、タダラフィルと呼ばれる有効成分が使われているため、薬の効果は先発医薬品であるシアリスとほぼ同じ状況になっているからです。副作用も同様で、薬そのものの違いは存在しないに等しいです。

ただ、それらのED治療薬を開発している企業は異なります。タダシップはインドのシプラ社が開発している医薬品です。一方で、シアリスは日本イーライリリー株式会社が提供して日本国内でも厚生労働省からの製造認可を受けているという背景があります。ですから、クリニックに行けば比較的簡単に処方してもらうことが可能です。

しかし、タダシップを開発しているシプラ社は世界的にも特別な立ち位置にあるため他の会社が同様のジェネリック医薬品を開発しても認められない可能性が高いということも理解しておかなくてはいけません。ここに、シアリスなどの他の先発医薬品との決定的な違いが存在します。

元々、ED治療薬のように先発医薬品として提供されている薬には、国際特許が適用されます。つまり、医薬品についての権利が付与されます。製薬会社は、自社で開発した薬を研究開発した過程でその権利を主張することができるため、他の会社は同様の製品を開発したいと考えても、有効成分を模倣して開発できないという事情があります。これは、日本国内だけではなく世界的な取り組みでそのように決められています。

それにもかかわらず、ジェネリック医薬品であるタダシップをインドのシプラ社が開発できたのは、国際特許の問題点とインド特有の事情があったからです。
インドは、発展途上国とあって2005年までは物質特許に関連する取り組みが行われておらず、それ以前に開発された物質に対する権利も曖昧だったという背景が存在します。加えて、発展途上国であるインドでは病気の問題が国家的な問題として残っており、慈善団体などが積極的に医師団として介入することで、世界的には認められていないジェネリック医薬品の開発と提供がなし崩し的に認められたという事実があります。ですから、他と同じように考えることはできません。

タダシップとシアリスは、有効成分や効能に関してその違いはほとんどありません。一方で、開発過程や国家的な事情が絡んでいますので開発元が全く違うという大きな違いが存在します。その違いが、そのまま価格の違いや偽物の流通にも繋がってしまっていますので、この違いは必ず覚えておく必要があります。